代表からのメッセージ

皆さんは、宇宙開発の社会貢献度を考えたことがありますか?

宇宙はいまだ多くの謎につつまれており、私たちに夢やロマンを与えてくれます。

しかし、それだけでいいのでしょうか。

欧米やロシアのみならず、中国やインド、世界中で宇宙開発が進められているいま、宇宙開発は国家プロジェクトとしても大きな意義を持っています。日本も国際的な競争や協力を考慮した政策や、合理的な戦略に基づいて取り組むことが必要になってきました。

また、宇宙開発は高度な先端技術が要求されるがゆえに、さまざまな製品やサービスを生んできました。ここに厳密な市場調査と経済分析があれば、技術的分野での実証に終わらず、より多くのユーザーのニーズに応じた貢献ができます。

さらに、こうした宇宙開発が進むにつれ発生する事象において、複雑に絡み合う要素をより効果的に律するため法制度の整備が欠かせないのです。

宇宙開発を夢やロマンだけでなく社会に還元させるために。

「戦略にもとづいて研究開発を行い、展開し、律する」

システムのライフサイクルを考えるように、宇宙開発のライフサイクルを、社会科学的アプローチに基づいて考えてみませんか?


宇宙開発フォーラム実行委員会 (SDF) 2008年度代表
東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻修士課程1年

荒堀 真生子